テレビ朝日初の本格シットコムとなる本作は、さびれた温泉旅館・虹の屋の玄関とロビー、従業員室、大浴場の入口、エレベーターという限られた空間で繰り広げられる群像劇。主人公は虹の屋の3代目である父親に反発し家を飛び出すも、うだつの上がらない日々を送っていた柿丘哲郎だ。劇中では哲郎が実家の窮地を救うため10年ぶりの帰宅を果たすも、虹の屋は100年の伝統を誇る老舗旅館の品格やサービスが完全に消え失せ、一筋縄ではいかない従業員の吹き溜まりと化していた。
本作は“女王様”と“奴隷”のような関係を築き上げてきた姉と妹の復讐劇を描く物語。誰もがうらやむ美貌と才能を持ち、人材派遣会社社長である麻生陶子は、姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる妹・麻生久恵にだけ、自分をさらけ出すことができる。しかし陶子がある男性に思いを寄せ始めたその日から、2人の関係に狂いが生じていく。
本剧改编自落语“人间的恐怖”中的四个故事,共有五集:《心眼》《辰巳的占卜》《绀屋高尾》《宫户川・上》《宫户川・下》。